【活動記録】みんなで話そう!ゆるやかさんの月経ケア

活動記録

2025年12月13日土曜日
令和7年度金沢市協働のまちづくりチャレンジ事業
目玉イベントが盛況ののちに終了いたしました!

「見て!触れて!みんなで話そう!発達ゆるやかさんの月経ケア」

この長い名前に込めた想いそのままに
みんなで学んで、みんなで見て、みんなで触って

たくさんお話をすることができました。

ご参加の皆様、
本当にありがとうございました^^

中部大学生命健康科学部
作業療法学科 津田聡子准教授による学びの詰まった講演会。

障がいのある子の思春期に始まり

世界と日本の性教育
現代の女性の月経
性被害/性加害など

内容は多岐にわたり
そのどれもが考えさせられるものばかりでした。

時折混じる津田先生の熱のこもったコメントで
このテーマの必要性と重要性を体感できた時間となりました。

その中から
ゆるやかさんの月経ケアのエピローグとなるような内容を
2つご紹介します。

*具体的な月経ケアにまつわる内容については
今後実例を交えてご紹介できるよう準備致します!

「羞恥心」は高度な感情

月経ケアに限らず、
性教育に欠かせない「恥ずかしい」という気持ち。

これは教えられて初めて獲得する感情なのだそうです。

状況に応じて適切な行動・・
ゆるやかさんにはハードルが高いことも多いですが

どんな場面、状況が
「恥ずかしいこと」なのか、これを丁寧に教えていくことも性教育なのだと知りました。

逆に、
これは障がいがある無しに関わらず大事だと思ったことですが

月経の話題、性の話題そのものを
「恥ずかしいことだ」と教えてしまうと

本当に困った時に話してくれなかったり
相談できずに間違った方向に考えを巡らせてしまったり。

「恥ずかしい」を教える事の大切さと
それを教える大人の認識を正すことの難しさも感じました。

「習慣化」をうまく使う

人の行動の45%は習慣化されている!

これにも驚きました。

そしてこの「習慣化」には

なかなか習慣化できない悩み
《継続が大事!》

一度習慣化したものをリセットしにくい悩み
《初動が大事!》

その子その子によって、
いわば正反対の悩みがあるなと思いました。

我が家の娘は前者。
なかなか・・
なかなか・・・覚えてくれません💦
*但し修正はし易い

一方ではその逆で、
一度定着したルーティンは修正しにくい💦という悩み。

こちらは一般的にも言えることですが
こだわりの強い子にとってはかなりの負担になるもの。
*但し一度定着すれば完璧!

正反対の悩みではありますが
どちらにも強みがあるはず。

この強みを活かして関わると良いなと思いました^^

身体の成長に合わせて
異性の親との関わり方などを意識すること

ゆっくりペースでも
習慣化できるように関わる

これらは普段から家庭でできる立派な性教育なんですね。

見て!触れて!
にあたるサニタリーグッズ展示では
以下37種を用意しました^^

・ナプキン19種

・ナプキン以外11種

・サニタリーショーツ7種

展示品情報はこちら

ナプキンに力を入れて揃えたのですが
一番盛り上がったのは「ショーツコーナー」!

ショーツをもっと充実させたら良かったなぁと次に活かせる気付きもありました。

他メーカーのショーツを
実際に見比べる機会も少ないし、
「吸水ショーツ」気にはなっていたけど実物が見れてよかった!

自分が使ってみたい!と写真を撮って帰られるお姿も^^

また、各コーナーで飛び出す
ゆるやかさんのお悩み。

「分かる~~!」
「えー!?そうなんや!」

こんな言葉があちこちから聞こえてきました。

津田先生や支援者の立場でご参加下さった方も輪に入って下さり、

時々聞こえる子どもたちの楽しそうな歓声をバックミュージックに、和気あいあいと楽しく実り多き時間となりました^^

先の能登半島地震の際
被災地である珠洲市で保健師として奔走されたわたしが心から尊敬する方が・・

参加者さんとしてイベントに来てくださいました!

「災害時は食よりトイレ」

深く心に刺さったこの言葉を下さった方で
この活動を始める大きな1つの原動力をくれた方。

津田先生と講演の打ち合わせをした際、
使い捨ての月経ディスクの話題から震災の話になったので、ぜひコメントを頂きたい!と

イベントの数日前にお話頂けることに決まった嬉しい飛び入り!

その一部をご紹介します♪

災害時はとにかく何を置いても逃げるのが最優先。
備えを持って出られるとは限らない。
とにかく命を守る行動が求められます。

避難先で困ったことがあったら教えてください。

みんな大変なのにと遠慮しなくていい。

行政では気付かないことがたくさんあります。

またお住まいの指定避難所の訓練に参加して
トイレの様子や備蓄品を見ておくのも良いです。

そこには行政の担当者がいるはず。
不安があればその声を聞かせてください。

トイレ事情はとても切実で大変だったそうです。

そんな中、月経で困っていた人がいたかもしれない。

でも実際どうされていたかは分からない・・と苦しそうにお話下さいました。

どんなことに困っているのか
声を上げるのはとても勇気がいることです。

それでも心を寄せてくれる人がいるんだと気付かされました。

一人では上げにくい声も
わたしたちの活動を通して「みんなの声」をあげていくことが

今できる備えだと思いました。

自宅や車に使い慣れている生理用品を備えること。

それにこの活動を通してできることを一つずつやっていこうと思います。

名古屋からお越しくださった津田先生
子どもの見守りに大活躍のお2人の学生さん

ご参加下さった皆様

そして準備、当日の設営などに力を貸してくださったスタッフの皆様

本当にありがとうございました!

温かい余韻の残る素晴らしい会になりました。 

令和7年度の協働のまちづくりチャレンジ事業としては
本イベントで締めくくりとなりますが

引き続き「発達ゆるやかさんの月経ケア」に焦点を当てた活動に取り組んでいきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします^^

津田先生が研究代表者を務めるこちらも!
来年金沢でも実現できるといいな~!
↓↓↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました